ウロコインコ ナツのPBFD/BFD・オウム病の血液検査の結果

サンチークのナツが「PBFD/BFDとオウム病の疑いがある」と、ぽてちを授かった大阪府和泉市の小鳥専門店P&C LEONさんよりアドバイスを貰ったので、その時にオススメされた、たかつき鳥の病院で診察してもらいました。

その時の記事はこちら↓

>> ナツちゃんにはPBFD/BFDの疑いがあります。

>> たかつき鳥の病院で診察して貰ってきました。

17日の夜にたかつき鳥の病院の院長先生から夜に速報の電話がありました。

「ウロコインコ サンチークのナツちゃん、PBFD/BFDとオウム病の血液検査の結果が出ました、結果は全て陰性でした。」

この言葉を聞いて、本当にホッとしました。陽性だった場合の覚悟もしていましたが、本当に安堵しました。

これで、先住のウロコインコ パイナップルのぽてち と オキナインコのよもぎ へのPBFD/BFDとオウム病の感染も陽性が出る可能性は極めて低くなりました。

ただ、動物病院での診察結果の副鼻腔炎と副鼻腔炎からきている外耳炎はウィルス性の可能性があるので、まだまだ隔離治療となります。

ウロコインコの雛の鼻詰まりは必ず取ってあげましょう

副鼻腔炎を発症する原因として、温度管理や栄養不足によって風邪をひくパターンと、雛の時の挿し餌が鼻に入って詰まったままで放置されてカビて炎症を起こしたりするパターンがあります。

ナツをお迎えした時には、鼻の穴が黒くなっていましたので、もうすでに副鼻腔炎を発症していたのでしょうね。

ブリーダーさんから受け取った翌日の朝の写真です。鼻の穴が黒くなっているのが判ると思います。この時点で副鼻腔炎と言うことに気づいてあげないといけなかったのです・・・。

まだまだ、鳥のことを何もわかっていない飼い主も反省です。

ウロコインコは比較的丈夫なインコですので、ちょっとやそっとでは重症化しないそうですが、サンチークのナツは虚弱だったみたいで体調を崩した時に真菌かウィルスに冒されたようです。

ウィルス性の症状として、鼻眼結膜炎・副鼻腔炎・喉頭気管炎・気管支炎などの症状が見られて重症化すると顔が腫れたり、眼球が突出したりと形状変形が出てきます。

こうなってしまうと、自分の力では完治は難しいので動物病院で症状をきちんと伝えて処置してもらいましょう。

ナツの場合、耳垂れが出ていたようで外耳炎も発症していました。

ウロコインコの副鼻腔炎と外耳炎の治療方法として

ナツちゃんの副鼻腔炎の治療は、ひとまず鼻の詰まりを取って綺麗に掃除したのちに、先生が処方した薬 → 抗生物質(おそらく)の黄色い顆粒薬を50ccの水に溶いたものを飲み水として毎日与える。

右にある黄色い顆粒が、おそらく抗生物質だと思います。

インコの水の飲み方は、クチバシを水に浸けて舐める方法と、ペレットをふやかして飲む方法があります。

この薬水は、毎日作り替えて与えますが、1日に50ccも水は飲まないのですが、どんな方法でも、口に含んでもらえれば少なからず体内に入るので構わないそうです。

ただ、薬水が劣化すると、臭くなったり体調に影響する可能性があるので毎日変えるのは必須だと言うことです。

外耳炎の治療は、耳垂れした痕跡があったけれど、診察してもらった時にはもう出ていなかったので、点耳薬を落として様子をみましょうとのことでした。

トブラシン
アミノグリコシド系抗生物質で、細菌のタンパク合成を阻害することにより殺菌的な抗菌作用を示します。通常、眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎の治療に用いられます。

点耳は毎日3回、朝昼晩行ってください。とのこと。

この点耳が結構難しく、ナツの耳の羽を退けて点耳するのに2人掛かりでしないとできません。

作業的には、1滴耳に落として綿棒で拭き取るだけなのですが、生き物ですから嫌がって踠きます。1回するのになかなか手こずりますので、これを簡単にやっていた院長先生は、かなりのベテランだと言うことですよね。

次回の診療は、8月の22日ですのでその時に改めて容態を確認して進展を診てもらう形になると思います。

PBFD/BFD・オウム病がの結果が陰性

PBFD/BFDが陽性だった場合の飼い方を調べるために、ウロコインコがPBFD/BFD・オウム病に罹っている前例があるのか?をネットで調べまくったのですが、見つけることができませんでした。

ただ、セキセイインコやオカメインコがPBFD/BFD・オウム病に罹っている記事はたくさんありました。

ウロコインコを飼育している方が少ないのか?ブログやヤフー知恵袋に書いていないだけなのか?は分かりませんが、情報が少なすぎて逆に危険に感じました。

インコの中には、PBFDウィルスを保有していながら発症していない仔も居るようですが、エイズのような性質があるため免疫力が低下し、他の感染症を患って落鳥することが多いらしいです。

BFDに感染しているインコの場合、突然死になることが多いそうです。

オウム病に関しても、インコがウィルスを保有していても発症しないパターンが多く、それに気付かず人間に感染して発症することもあるそうなので、新しくインコやオウムを迎えた時は、PBFD/BFD・オウム病の遺伝子検査は最低限のマナーとしてやっておくべきだと思います。

遺伝子検査をして、仮に陽性が出た場合もその仔には一切の罪はないので飼育放棄などはしないで最後まで可愛がってあげる器の大きさは飼い主として必要ですね。