前回の記事より サンチークのナツがPBFD/BFDの疑い があるので診察してもらった方がいいとぽてちのお迎え元 P&C LEONさんにアドバイスをもらったので、診てもらいに行ってきました。
※たかつき鳥の病院は完全予約制でしたので、あらかじめ電話で予約をしていました。(14日の18時で予約)
たかつき鳥の病院の情報
住所:大阪府高槻市北園町1-24
電話番号:072-685-8550
診察時間と休診日
WEBサイト:たかつき鳥の病院
アニコムのペット保険の看板がありましたので、アニコムペット保険をお持ちの方は保険証を持参しましょう。
たかつき鳥の病院で待ち時間を短縮するには
予約と取って時間通りに伺っても、時間通りに診察はスタートできません。それは人間の病院でも同じなのでご存知の通りだと思います。
今回、初診でしたので問診票の記入が必要なのも判っていましたので、WEBサイトから問診票をダウンロードからのプリントアウトして、あらかじめ記入して持って行きました。
問診票のダウンロードは【診療について】のページの下部よりできますのでそちらからどうぞ。
受付からの診察『症状から病名など診察結果』
初めての病院だったので、10分前に病院へ行ったのですが、受付前でサザナミインコの飼い主のおばちゃんがモチモチと次の予約などの手続きをしていて、受付できたのは18時9分と受付前で20分も待つことに・・・。
こんな時の待ち時間は、長く感じますね。
たかつき鳥の病院さんは、診察室は3室あって、全部壁で区切られていたので、ウィルス感染しているインコが診療を受けていても他のインコへの二次感染率は予防できますね。
そうこうしている間に、受付ができる状態になったので、問診票を渡してナツのレントゲン撮影のため、奥に連れて行かれました。
しばらくして、診察室1に呼ばれ症状などを先生に話しました。
尾羽の付け根にある黒いカスについて
ウロコインコ サンチーク ナツちゃんの尾羽の裏側です。筆毛あとのストローと一緒に黒いカスがついています。
尾羽の黒いカスを剥がしてみるとこんな感じです。
このカスについての先生の見解は、「成長過程で伸びた筆毛の血管が戻っていく際に栄養不足か体調不良で正常に戻らなかったため、うっ血して瘡蓋となって残ったものですね。」だそうです。
ほとんどのインコは自分で毛繕いなどをして、このストローとか黒いカスを取ってしまうそうですが、ナツはお嬢様仕様で自分では毛繕いをしなかったようです。汗
そう話しながら、先生がポリポリと黒いカスとストローを剥がして行きました。
ある程度剥がして尾羽を見てみると、「尾羽は綺麗に伸びて毛も詰まっているので問題ないですね。PBFDに感染していなくて状態良く換羽すれば、次は綺麗な羽が生えますよ。」とおしゃってくれたので、一先ず安堵です。
くちばしの両サイドにある紫の傷について
「これは、内出血ですね。どこかに打つけたか、何かを強く噛んだ時にくちばしが耐えられなくてできた感じだと思います。」とのことです。
体調が良くない時や栄養がうまく取り入れられていない時に、このような内出血が起こるそうです。
内臓系の疾患を患った時にもなるそうですが、そうじゃなさそうなので様子を見ましょうとのことです。
呼吸音がシューシュー鳴ることついて
「呼吸音がシューシュー鳴るのは、気管支炎からくる風邪の症状だと思いますが、今は鳴っていないので自力で完治しているんじゃないかと思います。」
それよりも、副鼻腔炎に罹っていて鼻が詰まっているのでそちらの方が気になるそうです。
確かに、(上の写真でも)鼻の穴が黒くなっています。
ちょっとチェックしますね。ということで、鼻が通っているか?そうでないかのチェックをしてもらったのですが、その仕方にびっくりしました。
生理食塩水を鼻に1滴落として吸い込まれていくかどうか?というチェックの仕方です。右鼻はゆっくり流れて行きましたが、左鼻は水滴が入って行かず、鼻の穴の上で溜まったまんまでした。
「左は完全に鼻詰まりですね〜。この鼻詰まり取りますね。」ということで、極細ピンセットで鼻の穴のゴミをほじくり出してもらいました。
あの小さな両鼻の穴に、こんなにも鼻くそが詰まっていました。
ひとしきり、鼻の穴をほじくって貰って改めて生理食塩水を落としてみると、すっと流れて行きましたので、鼻が通ったのでしょう。これで、鼻呼吸ができそうです。
それより、鼻の穴をほじる先生の手際の良さに見惚れてしまいました。
トリコモナスのそ嚢検査
最後に、トリコモナスの検査もしてもらいました。
そ嚢検査です。
生理食塩水をそ嚢に入れまた汲み取って、そ嚢内の菌や寄生虫を取り出す検査です。
顕微鏡の拡大画像をiPadに映して、説明しながら見せてくれました。
くまなく探してくれましたがトリコモナスの姿はなく、結果は陰性で寄生虫は見当たりませんでした。
PBFD/BFD・オウム病の疑いについて
先生の見解では、診察して診た感じでは、PBFD/BFDの感染は見受けられないとのことでした。
オウム病に関しては、インコに症状があまり出ないので検査しておいた方がいいですね。とのことでした。
オウム病は、人間にも感染しますから飼い主さんがインフルエンザのような症状が出たら医師に鳥を飼っていることを申告してくださいと注告されました。
先生の見解では、感染の疑いは薄いそうですが、鳥カフェに今後行けたらいいな〜と思っているので、PBFD/BFD・オウム病の血液検査を依頼することにしました。
診察結果は副鼻腔炎・外耳炎
ナツちゃんの診察結果は、副鼻腔炎と外耳炎でした。
PBFD/BFDとオウム病の検査は検査機関へ送るそうでお盆を挟むので2週間後くらいに診療時間が終わってからご連絡しますとのことでした。
「副鼻腔炎の鼻詰まりは取ったので、このまま様子見ましょう。」ということで抗生物質を処方。
外耳炎は「副鼻腔炎からの影響だと思いますが、今は耳から膿は出ていませんから点耳薬を出しておきますので、毎日3回点耳して綿棒で拭き取ってあげてください。」とのことで、点耳薬を処方してくださいました。
最後に、パイナップルのぽてちのお嫁さん候補でお迎えしたのですが、繁殖させても大丈夫か?と聞いて見たのですが、どうやら個体が小さいので止めた方がいいと言われました。
ん〜辛い話です。産めないことはないそうですが体力的にどうか?といったところです。
頑張って肥えさせればなんと無るものでしょうか?ね。
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たかつき鳥の病院 評判と口コミ
今回、初めてたかつき鳥の病院さんへお伺いさせていただきましたが、私の受けた感じでいうとすごく良かったです。
的確に質問にも答えてもらえましたし、親切丁寧に症状に対する見解やどうしてこういう事になってしまったのかを説明してくれました。
検査に対しての処置も的確で手際の良さにも感銘を受けました。
先生の物腰の柔らかさも良かったし、診療所も3室に分かれていてウィルスの二次感染の対応もしっかりできていたところが安心できました。
PBFDの疑いがあったので、他の患インコへの配慮が感じられました。
診療料金について
今回の診療料金は22,000円でした。
レシートには、しっかりと項目が書いてあって初診料、検査料、処置料などの項目が記載されていました。
ナツちゃんが足を怪我した時は、レシートの項目が不明だったので好感を持てました。
【クリックで写真が拡大できます】
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項目別の料金表はこれです。2017年6月1日の作成でしたので料金改定はあるかもしれません。
診療内容から察して、今回おそらくDコースの受診になったのかな?とそう思います。
今日付で、ナツちゃんを迎えてお金を使った金額は171,000円です。お金のかかるお嬢様でございます。笑
コメント
特に大きな問題もなく良かったですね!(^^)
我が家のサンチークも成長過程でツクツク筆毛の裏側の黒く硬いカスはほぐして取ってあげてました。
でないと綺麗な羽根が窮屈そうにしてるので^^;オカメもまれに黒い成長不良の筆毛を所々出す子がいますがウロコほど硬くはないです。そして黒い筆毛の影響で中の羽根まで弱い時は思い切って根元から引っこ抜きます(笑)すぐ良い羽根が生えてきますのでね!
鼻のお病気は幼い頃ブリーダーさん家で挿し餌の際に鼻に詰まったフォーミュラが残って炎症を起こしたんだと想像します。
うちの子も鼻にいっぱいフォーミュラ詰まらせて息苦しそうにヒューヒューしてましたから(笑)人間の子にするみたいに思いっきり口で吸って取ってあげてました!固まると爪楊枝の出番になりますので^^; おかげで私の口の中にフォーミュラと鼻水の味が…
まぁ生き物育ててると色々ありますがこれも全て経験です^^;
かずさん、ありがとうございます。
サンチークのサニーちゃんペア組されたんですね、サンチーク同士仲良しそうで微笑ましいです。
PBFD/BFD とオウム病の血液検査は、まだ結果待ちですので完全な安心ではないですが上田先生の言葉に安堵はしました。
尾羽の黒いカスは、ブリーダーさんにすればあるあるなんですね。
弱い尾羽の場合、意図的に抜いたりもするんですね、健康な仔だとそれも選択肢としては必要ですね。
ナツは親鳥に舐められていた時に巣上げしたみたいですので、新しい筆毛が生える方に栄養を使ったようです。
ぽてちの「挿し餌の時にフォーミュラーが鼻に入らないように。」と注意を受けていたので気をつけていましたが、やっぱりたくさんの数を挿し餌するときは気を使っていられないですし、詰まってしまったら吸い取るのは新生児の鼻詰まりと一緒ですね。笑
勉強になります。