手乗りインコは、一般的に手に乗ってくれるから「手乗りインコ」という認識が強いみたいですね。
インコを飼っている方の中には、手乗りといっても「仕方なく乗っている手乗りインコ」と「好んで乗っている手乗りインコ」の2パターンがあります。
室内放鳥してみると良く解りますが、飼い主さんが室内を移動する度に肩や頭に飛んでくる?か、室内放鳥したら飼い主の元に餌で釣らないと戻ってこない。かで大凡の状態が解ります。
手乗りインコには2パターンの状態がある
前述の「仕方なく手に乗っている手乗りインコ」は、風切り羽根を切られて上手く飛べないので、足を使って移動し仕方なく飼い主の手に乗っている仔を指しています。
そんな仔の場合、風切り羽根が切られていない状態の時は、室内を飛び回ったり高いところに身を構えて飼い主のところには、餌で釣らない限りほとんど飛んで来てくれることはない様です。
人には慣れているので怖がることはないですが、自分の意思で肩や頭、手元に飛んでくることは少ないです。
そういうのを、手乗り崩れと呼ぶみたいです。
インコは賢いですのでコミュニケーション次第ではベタ慣れの手乗りインコにもすることが可能ですのでチャレンジしてみるのもいいかと思います。
次に後述の「好んで手に乗ってくる手乗りインコ」は、飼い主に懐いている手乗りインコです。
飼い主さんに懐いているインコは、煩わしいくらい肩や頭に飛んで来て遊びます。
遊んで欲しい時や構って欲しい時は、耳たぶを甘噛みしたり手や指に甘噛みしてじゃれついたりと構ってアピールをします。
風切り羽根を切っていたとしても、飼い主が移動するときは、無理に飛んだり歩いたりしてでも追いかけて来たりもします。そんな仕草は群を抜いて可愛いです。笑
我が家のウロコインコ パイナップルのぽてちは、息子がゲームをしているのを覗きに行くくらいベタ慣れに成っています。
これは、息子が仰向けでNintendo DSをしているのを、同じ様に仰向けになって見ている様子です。
なんて無防備な格好でしょう。こんなの自然界では絶対にできませんよね。笑
ペットショップで手乗りインコを飼う時の選び方は
ペットショップで売られている、通称「手乗りインコ」は、インコ販売スタッフに対して慣れていて、これからお迎えする飼い主さんには慣れていません。
インコは人の顔を認識できますので、いつもと違う人だということくらい見分けがつきますし、インコなりに人見知りもします。
なので、ペットショップで手乗りインコを買うのであれば、(成鳥なら)健康であなたに興味を持ってくれているインコを選ぶと良いでしょう。
その目安として
- ゲージの前に立った時に目を見てくれているか?
- ゲージ越しに擦り寄って来てくれているか?
- 指を近づけた時に噛み付いてこないか?
- ギャーギャーうるさく騒がないか?
- じっとして膨らんでいないか?
- 羽根は綺麗に揃っているか?
- ヨダレを出していないか?
- なんとなく辛そうにしていないか?
などをチェックしましょう。
ペットショップからインコの雛をお迎えする場合
手乗りインコに仕立てるのには、雛からお迎えする方が飼い主にはベタ慣れしやすいです。
その分、挿し餌などの餌やりに手間が掛かりますので、日中仕事などで家にいない方には雛のお迎えはおすすめできません。
その条件がクリアならば、手乗りインコの雛をお迎えしても大丈夫でしょう。ですが、インコの飼育は種類によって難易度が違います。
お迎え予定のインコの難易度は調べておく必要があります。
このブログでは、ホオミドリアカオウロコインコとオキナインコの飼い方を飼いていますが、あなたが飼いたいと思っているインコの飼い方をしっかりと情報収集して本当に飼って行けそうならお迎えの準備を始めても良いかと思います。
ペットショップの手乗りインコや手乗り崩れをベタ慣れにするには
ペットショップで買って来た手乗りインコや手乗り崩れのインコを改めてベタ慣れにするのは、それほど難しくありません。
元々、人間には慣れているので後は飼い主との上下関係や信頼関係をコミュケーションで埋めて行けば叶います。
鳥には、個体差で臆病だったり、人懐っこかったり、寂しがりだったり、怒りっぽかったり、自己主張が強かったり、大人しかったり、優しい仔だったり、好奇心が旺盛だったりと性格が全く違います。
飼い主は、インコの根本的な性格をまず見抜いてあげることからスタートだと思っています。後は、コミュニケーションからのお互いの歩み寄りで信頼関係を構築していきましょう。
インコの状態によって数ヶ月から数年かかる事もありますが、まずはゲージ越しからおやつをあげて話しかけたり、おやつを受け取ったら褒めてあげたりするところから始めましょう。
少し慣れてきたと実感してきたら、次のステップとして指を「そ〜〜っ」とゲージに差し伸べて見ましょう。
インコに指を噛まれる?それは甘噛みかも。
インコは、犬や猫と一緒で飼い主や舌で舐めようとします。
その際、くちばしで咥えないと舐める事ができないため口を大きく開きます。それが噛み付こうとしているように見えるため、噛まれると思い指を引っ込めてしまいます。
もしかすると、その噛み付こうとしている行動は指を舐めようとインコなりにコミュニケーションを取ろうとしているのかもしれませんよ。
怒って噛み付こうとしている場合や、嫌がって噛み付こうとしている場合は、頭の羽根が逆立っていたり明らかに殺気立って素早く噛み付いてくるので見分けがつくと思います。
インコがそ〜っとクチバシを開いて指に向かってくるときは、舐めようとしているのかもしれませんので、インコちゃんに身を委ねてみるのも良いかもしれませんよ。
甘噛みから舐められた時は、ググッとインコとの距離感が近くなります。
甘噛みからゲージ越しに指に乗る
甘噛みからさらに慣れてくると、ゲージに差し込んだ指を掴みに来たり乗ったりしてきます。
そうなると、だいぶ飼い主に慣れてきた証です。
インコもコミュニケーションを取るのが楽しくて飼い主と遊びたい行動です。顔を差し出してスリスリしてくるのも気を許してきている証です。
それらの行動が見られるようになったら、室内放鳥まであと一歩。
少しずつゲージから出す訓練を進めていって、飼い主の元に飛んできてくれるように練習していきましょう。
飛んできたら褒めて、おやつを与えての繰り返しでベタ慣れ度も少しづつ上がっていきますよ。